『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』
これまで観たSF映画の中でいちばんと言っていいくらい良かったです
いい感じに笑いどころもあって
シリアスなシーンもあって
バランスの取れたいい映画でした
戦争シーンもあるのに、むやみに惨殺シーンを入れずとも成立させていて
そういうところも好きでした
あらすじ
2700年頃の宇宙が舞台です
宇宙船がビュンビュン当たり前のように飛んでいる時代です
連邦捜査官としてチームを組む、ヴァレリアンとローレリーヌ(ヒロイン)が
千の宇宙種族が住む都アルファで人間種族がやらかした不祥事に
挑みます
予告編
感想
ヴァレリアンとローレリーヌのテンポの良い掛け合いがとても良かったし
ヒロイン、ローレリーヌがちゃんと賢い&ヴァレリアンも賢い
というどちらかが足を引っ張ったりするダラダラ感のない映画でした
よくある大事なもの落としちゃったとか
そういう唐突なヘマをせず
登場人物には役割や個性があって
その個性からでる主義、思想にそってそれぞれ
動いている感がありました
それ以上に世界観がすごかったです
千の宇宙種族が住む都っていうコンセプトを映像で表現するって
それだけですごいですよね
しかもそれらが動いたり
戦ったりしてるので普通の暮らしを観てるだけで面白いです
起承転結なくても面白いのに
起承転結もしっかりしてると言う
映画でした
なんと言っても3DCGの表現が圧巻で
自分だったらこれを作るのに何千年、何億年掛かるんじゃないかと思えるくらいでした
どのくらいCGかと言うと
1000階建てのビルがあって、1000パターンの宇宙人の世界観に則ったそれぞれの部屋を作ってるような感じです
そこにヴァレリアンとローレリーヌが宇宙服だったり、戦闘機だったり、宇宙船だったり、挙句は宇宙人を着たりして
ハイスピードで動き回るという
宇宙人などの登場人物もCGだし
世界観もCGだし
どんなPCのスペック使ってるんだろうかというところが
気になっちゃいました笑
因みにこの映画は興行的に見ると製作費がアホみたいに高くて大ゴケしたみたいです
ただ、世界観は濃いので製作費高いだろうなという感が伝わってきます
リュックベッソン監督は続編の製作をしたがっているようで
ぜひしてほしい映画です
リュックベッソン監督の持っている制作会社は資金難でNetflixに買収されそうな噂もあるとかないとか、、、
なんにせよ
シナリオもよく、
主人公はかっこいいし
ヒロインは可愛い、
CG、世界観はすごいという
個人的にはもう非の打ち所のない作品でした
めちゃめちゃオススメです