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【映画感想】香港90年代映画『恋する惑星』

あらすじ

二人の失恋した直後の主人公が女性に出会い、再び恋をしていく物語です

前半と後半に分かれて同じ街で違う登場人物の物語が進行する、珍しい展開の映画です

ファッションセンス、音楽センス、香港の街並み、現地の食など日常の映像の綺麗さも見所

Amazon Primeで観ました


感想

ファッションセンスは安っぽさもありながら、派手な色使いながらも機能的で街に馴染んでいて可愛いという2030年あたりにもう一度流行りそうなスタイルでした

あんな安っぽいサングラス、オシャレに着こなせるのはこの俳優だけかもと思わせられます

言語は広東語なので北京語とはちょっと違った発音で全然聞き取れませんでした

日本語字幕で観ました

香港といえば政治的に大変な状況に置かれていますが、90年代が息づく香港の街の映像は活気に溢れていて、どこか懐かしく憧れを抱くような憧憬でした

地元の人らしい汚い食べ方もいいし、コンビニに置かれた肉まんやらホットスナックが回っているシーンなども日本とはまるで違っていて新しくて好きでした

女性のキャラクターもそれぞれ立っていて前半はドラッグディーラーが組織に追われて逃げるシーン、

もう一人の弁当屋の女性は元カノの合鍵をもらって彼の家に入っては模様替えをくりかえすという謎シーンが出てきてインディ感を感じる映画でした

今はスマホですが、この時代は手紙というのも時代が現れていてとても良かったです

また女性の俳優は歌手でもあり、その人の音楽が色々なシーンで流れていてそれもまた雰囲気が出ています

映画の挿入歌として流れるBGMではなく、登場人物が弁当屋の古ぼけたスピーカーのスイッチを押して流すローファイの音楽、、、雰囲気抜群です

Faye Wong フェイ・ウォン 夢中人

言い回しが絶妙で評価が高いらしく、ストーリーは広東語で聞かないと本当の良さはわからないかもしれません

ただ、雰囲気や映像美、音楽は抜群の映画でした