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『殺しが静かにやって来る』セルジオ・コルブッチ監督 映画感想

ぴあフィルムフェスティバル

ぴあフィルムフェスティバル、通称PFFに行ってきました

自主制作映画祭りで、毎年9月になると銀座にある国立映画アーカイブという映画館で色々放映してます

今回は自主制作ではなく、過去の作品の上映会でした

殺しが静かにやってくる

要約はしたのリンクから見れます(ネタバレあり)

セルジオ・コルブッチ監督の代表作

映画『殺しが静かにやって来る』あらすじネタバレと感想!ラスト結末も

映画の内容はいわゆる馬に乗ってガンマンが早打ちをするみたいな西部劇ですが

面白いのはアメリカが作った映画ではなくマカロニ・ウエスタンやらスパゲッティ・ウエスタンと言われるイタリア製の映画っていうところです

どこで撮るかというとスペイン・アルメニアの荒野らしいです笑

因みに舞台は雪原の町ユタ州スノーヒルで雪の山でした、

想像する西部劇のような荒野の土臭さはなくすごい意外でした

雄大な自然、馬の躍動感ある動き、哀愁漂う音楽の中で残酷な人間たちが命を奪い合う映画

設定を簡単に説明すると

西部では街の仕事を無くすような悪政を敷くお代官がはびこっていて、盗賊になって犯罪をしなきゃ生きていけないという人が

続出し、それらの犯罪を取り締まるために悪代官の傭兵と化した賞金稼ぎをする荒くれ者が

盗賊を狩りに出かけ悪代官に死体を引き渡し、悪代官から金をもらうみたいな感じです

リアルにWANTEDのあのポスターみたいなのが出てきて賞金稼ぎをしたい荒くれ者が雪山で人間狩りをするという

法律がないアナーキーな状態に見えても

撃ち合いをするなら先に撃った方が悪く、

後から抜いて撃ったら正当防衛になる、背後から撃ったら犯罪になるなどそういう常識はある感じでした

人間狩りをする側もちゃんと合法の上に成り立っているという

うわー西部劇っぽいけどなんか雪山だみたいな感じでした

見終わった後、明日に向かって撃て!のような感傷を抱ける映画です

こういう人がガンガン死んだり、生死の境を行き来する映画を見ると今の現実がすごい幸せに思えてきて

こういう血みどろの演出が好きな人の気持ちが少しわかった気がしました

主人公は西部劇でおなじみのリボルバーではなく、新しい感じの自動拳銃を持っていて

昔に人間狩りをする賞金稼ぎに喉を切り裂かれているので口がきけないという設定です

因みにネタバレを含みますがバッドエンドで最後は主人公が

悪役に殺されてしまうのですが

悪役の顔がすごくて

うわ悪役って一発でわかる悪役じゃんっていう悪役顔をしてました

悪役が賢く目立つ映画、悪役にも信条がある映画ってきちっとシナリオを組んで作られている気がして

割と好きです

この映画はあまりのバッドエンドにプロデューサーが怒ったらしく実はリメイク版もあり、ハッピーエンドの終わり方で撮ったverもあります

どちらを見るかは自由ですが、何を伝えたいかということが大事だと思います

もしこの映画がハッピーエンドになっていたら

この映画の主人公かっこよかったーで映画の後味が終わっていたと思うし、ここまで記憶に残らないと思います

映画終わって明かりがついた後、出口に向かっていく観客の顔を見てたのですが

バッドエンドの最後だったのでみんなすごい考え込んでたり、落ち込んでたりしてましたが

合法の中ではびこる悪意もあるというのを教えてくれる映画でした

こういうギャングの暴力シーンだけではなくちゃんと良心のある政治家

悪いお偉いさんも出てくる映画って本質的で好きです

憎しみの連鎖が現場で完結しない感じが本質的だと思う

後、黒人を撃つけど、黒人のヒロインだったり

人種が入り乱れているのも面白いポイントでした

ただ暴力描写が結構あるのであまりおすすめはしないです