#blender2.8 #Aftereffects #3DCG

『THE INNOVATION SKILL SET』田川欽哉著 を読みました

六本木にある2121デザインサイトという美術館の物販コーナーで売ってたので

購入しました

本来ならミニマリストなのでアナログの書籍は買わない派なんですが

デザインサイトを見てきてすごいモチベーションが上がってたので

いますぐ読みたいと思って買っちゃいました

THE INNOVATION SKILL SET 概要

なんの本かというとこれからのデザインが世界でどんな役割を担っていくかと

いうことが書いてありました

特にwebサービスなどのデザインです

結論としてはBTC人材こそが次のイノベーションを生み出すリーダーとなる

と言っています(BTCについては後述)

Twitterを作ったジャック・ドーシーなど

最近の良い企業の起業家・リーダーはBTC人材が多くなってきてて

この潮流が日本にもくるだろうと

予想しています

というかもうすでにその潮流がきてるから

BTC人材を増やしてこうぜと

BTCとか3文字アルファベットは意識たけぇ〜と思う人も多いかもしれませんが

その通りだと思うことの多い

良著でした

デザイナーの田川欽哉さんとは?

著者の田川欽哉さんはデザイナーで最近の有名なデザインだとメルカリのCI(コーポレートアイデンティティ)

ロゴやらブランドのデザインがあります

この日に行った

〜21_21 DESIGNSIGHT企画展、秘展 めったに見られないデザイナー達の原画〜

という展示も田川欽哉さんがディレクションしたそうです

内容の感想

サービスデザインにおいてBTC型組織をつくることが大事

田川さん曰く

インターネットやSNSが普及して

これまで買い切り型だったプロダクトが、

ユーザーと繋がり続けるようになった

そして

ユーザーのレビュー、いい悪いの感想が

作り手の企業に届きやすくなり、ユーザーも広めやすくなったことで

これからはプロダクト重視の時代になっている

なので、売ったら終わりの誇張した売り文句ではなく

ユーザーが離れないようにユーザーの体験価値向上が大事になってきてて

サービスをつくる上でユーザーの体験のデザイン、ユーザーと近いユーザーインターフェイスをどうするかが重要になっている

それがいわゆるUI/UXデザイン

つまり、これまでは売れればよいということでデザインは軽視されてきたが、これからはユーザーが離れない、繋がりつづけるための手法として

デザインの価値が上がりつつあるということです

そしてこれまでは企業がプロダクトをつくる上での制作フローは

ウォーターフォールといい

ビジネス企画職が思いついた商品アイデアを

デザイナーに投げ、あとは任せた!みたいな外注のような感じで

こんどはデザイナーがエンジニアに投げあとは任せた!というトップダウンな感じになっていたが

これからはプロダクトを制作するBTC、

B business

T technology

C creative

の3つが共存していることが大事で

ビジネス職とデザイナーとエンジニアが一緒に仕事をするというのが大切と行っています

そしてBTCの中心にいるのがデザイナーでデザイナーはプロダクトをつくる上で大きな責任を持つ

と言っています

なぜかというとユーザーに最も近いのがデザイナーであり、プロトタイプを作ってトライアンドエラーを繰り返すのも

デザイナーの仕事だからです

あとはビジネス職とエンジニア職のコミュニケーションのハブになるという役割もあると思います

会社での話なんですがデザイナーをしててビジネス職とエンジニア職がバチバチになる時はかなりあります笑

例えば工数の見積もりのときとか、

ビジネス職が上から達成目標を持たされて尻を叩かれているとして

ビジネス職がガンガン施策して目標の数値を上げたい

と言ってる反面、エンジニア職は工数がかかるので絶対工数は確保したいだったり

施策アイデアのブレストのときに

ビジネス職がこれやりたいと言ったとき、エンジニア職はシステム的にこの企画はできないなど

結構ピリッとする場面はあります

性格的にもビジネス職はトップダウンの軍隊の中にいる中尉のようなイメージ

エンジニア職はスキルに自信を持ち、やるときはやるし拒否するときはする傭兵のようなイメージがあります

デザイナーはその中庸というか、スキルもあってエンジニアと話も出来るし、

デザインのプロトタイプを作ることでビジネス職とも会話が出来る感じがします

自分のいる組織はBTC組織であるし、ユーザーインタビューなども行なっているのでそこそこ進んでいるのではないでしょうか

エッジエフェクト

BTC組織になるより、BTC人材になったらよりすごくなれるよ

となり、両生類のエッジエフェクトの話が出ました

ジョン・マエダさんという人物の話

両生類ってもともと水にいたけど陸を目指したことで色々な化学反応や進化が起き、多様性が生まれ、次のフィールドを獲得できた

しかし、多産多死であり危険は多かった

ただ、そのチャレンジングなことをすることで

フィールドを広げられるかもしれないよという話でした

デザイナーの種類

デザイナーには、

I派 クラシカルデザイン(プロダクトのブランディング、見た目を作る目的のデザインetc…)

We派 アメリカ サンフランシスコ スタートアップ(機能性のデザイン、システムの設計など課題解決を目的としたデザイン)

の二種類がいる

デザイナーと関わる時にはどちらに比重をおいたデザイナーなのかを考えて接する必要がある

今は後者のWe派のデザインが流行ってますがクラシカルだから悪いというわけではありません

クラシックミュージックなどのようにリスペクトを込めた名称です

プロトタイプの種類

プロトタイピングは目的別に

1.考えるために作るプロトタイプ

2.改善するために作るプロトタイプ

3.人に物事を伝えるために作るプロトタイプ

があります

実践的にやるプロトタイプの種類はざっくり六種類

・スケッチ

・ダーティプロトタイプ

・コールドモックアップ

・テクニカルプロトタイプ

・ワーキングプロトタイプ

・ビジョンムービー

があります

細かくいうと

・スケッチ
 →そのまま 言葉と言う情報伝達だけでなく、スケッチという具体を一緒に説明する

・ダーティプロトタイプ
 →スケッチと同じ

・コールドモックアップ
 →実際には機能しないものの、見た目は最終系とほぼ変わらない 色、質感などを伝えるプロトタイプ

・テクニカルプロトタイプ
 →技術的な実現方法を模索するためのプロトタイプ、原理試作とも呼ばれる
  ex)汎用的なライブラリを活用する?独自のアルゴリズムをつくる?

・ワーキングプロトタイプ
 →見た目も限りなく最終形と同じようにつくられ、なおかつ実際に体験可能な状態になっているプロトタイプ テクニカルプロトタイプとコールドモックアップを両立させたもの

・ビジョンムービー
 →そのプロダクトの使う人、シチュエーション、を動画で具体的に説明できる、社内外にプレゼン資料として利用できる

プロトタイプは課題解決の根本部分や、ユーザー体験の質をブラッシュアップさせるために行うということです

速くトライアンドエラーをしたほうがいいため、プロトタイプ時点で裏の設計などを突き詰める必要はありません

プロトタイプで体験品質を突き詰めたら、その時点でそのプロトタイプのための設計を一度捨てて、プロダクトレベルの設計や実装を一からスタートさせます

プロトタイプは体験の質を上げるという目的と、チーム内でゴールイメージを共有するためのリファレンスという目的があります

会社員デザイナーならプロトタイプを通して予算を出す経営陣に納得させることが出来るし、ビジネス職にも越境できるのが強みです

センスとは?

センスの定義でいうと、センス自体の絶対的な軸はないが

センスはジャッジをしていくことで磨かれると言っています

そのジャッジのトレーニングとして付箋トレーニングで磨かれる

いろいろなデザインをみながらこれは良い、これは悪いという判断を下していき

いいデザインはこの色

悪いデザインはこの色と決めて

わからないデザインに関しては黄色の付箋をつける

黄色の付箋の量がセンスがないのバロメータになるとのことです

ファッションセンスなどデザイン以外のセンスでも

どれだけ試行錯誤したかで決まる説ありますよね

納得のいく話でした

学習の4A

ビジネス職からデザイナーへ

エンジニア職からデザイナーへ

違う分野に越境するときには学びが必要で、

学びのプロセスは以下の感情を踏むと言います

1.Awareness(きづき)

2.Awkwardness(違和感)

3.Achievement (達成)

4.Assimilation (一体化・無意識化)


違和感を抱えた時に諦めてしまう人が多いですが、

それは正しく学習している証拠だからそのまま頑張り続ければ結果が出るそうです

自分もJSの学びの途中なので頑張りたいです

ユーザーインタビューのあり方

ユーザーインタビューをするのはアイデアを出すためのものでもある

アイデアがあるからユーザーインタビューをするのではなく

ユーザーインタビューを繰り返すことでアイデアが生まれていくと言っています

ユーザーインタビューと

ユーザーテストは別物ですが

ユーザーインタビューの中にも

定性的なニーズを引き出すユーザーインタビューと

結果検証するユーザーインタビューがあるのかなと思いました