made in JAPANのテロリスト日本赤軍と社会主義の話をしよう

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日本の歴史の教科書にはほとんど出てきていない覚えがありますが、

オウム真理教と並んで、激ヤバ組織だったのが

日本赤軍

自分はセンター試験日本史は凡ミスをしてしまい100点満点中97点でしたが

日本史の教科書を殆ど全て暗記していました

でもこの日本赤軍はあんまり取沙汰されなかった事件です

記憶にない

これまで資本主義に反抗した組織ってあるのかなと思って色々調べていたら

日本赤軍がヒットして色々と闇が深かった

ざっと説明すると

新しい共産主義社会の設立を謳い学生運動から派生した過激派グループ

結構ワイルドに

かなり暴力的なやり方で日本の法律を犯しまくってたグループで

外国の飛行機をハイジャックして日本の刑務所に入れられているメンバーと飛行機の人質を交換しろ、

じゃないと人質を虐殺するぞと何回か迫ったり

日本の飛行機をハイジャックしてそのまま海外に逃げたりしてたらしいです

すなわち国家に日本の法律を曲げさせて、要求を通したという

二度の超法規的措置を発動させた結構大きなことをした組織でもあります

これが「ダッカ事件」、そして「クアラルンプール事件」です

「ダッカ事件」で、当時の福田赳夫首相は人質に取られた人々に対し

「人命は地球より重い」と言い、日本の法律を曲げ、刑務所にいる受刑者たちを任期満了に至らな

いうちに解放し犯人グループに手渡します

あとは幹部陣が中東に逃げてテロ起こしまくったり

あさま山荘に籠城して警官を殉死させたり

その事件を元に仲間内のリンチ事件があり12人が死んだという事実も発覚している

のは記憶に新しい方もいると思います

ってかまだ捕まっていない犯人たちもいる

オウムと並んで日本赤軍には高学歴出身者が多く

高学歴にも関わらずこんなに純粋に自分たちの思想を信じれるのが意外だと思った

全然リベラルじゃない

高学歴で答えが一つだと信じたいがためにカオスが許せなくて徹底的純を求めるのかもしれない

これがたった数十年前かと思うとびっくりする

日本赤軍の目的を掘ってみると

先進国の「階級闘争」、

発展途上国の「民族解放闘争」、

「労働者国家」(社会主義国)の官僚独裁制の打倒を同時に行う世界同時革命が目的

そしてその基盤となる社会をまずは作り、そのロールモデルを他の地域に派生させようとして

生まれたのが国際根拠地論

その論にしたがって幹部たちはパレスチナなど中東に行ったということ

資本経済の中、格差社会になっていく中で

往年のレーニン、毛沢東、金日成などをみて素晴らしい思想だと思ったのかもかもしれません

ちなみに社会主義、共産主義の言葉の定義については

日本共産党によれば、

「労働者階級が権力を握り、生産手段の社会化によって、国内の貧困や搾取がなくなった段階」

を社会主義と呼び、

共産主義は、社会主義から更に進んだ段階で、

国家が廃止され、地球上から戦争・貧困・搾取・暴力がない状態とされています。

確かにこの思想は、いいことを言っていて割と誰でも共感できる

ただ、結果としてソビエト、北朝鮮、キューバなどは終わった、もしくはかなりの問題児になっている

中国に関しては

政治が社会主義、経済が市場経済という矛盾を抱えている

やっぱり社会主義っていうのは外部の刺激に弱いのかな

食料が国民生活分自給自足、かつ国防が一級品であれば共産主義は成り立つ

経済に関しても半鎖国状態にしなきゃ外資が入ってきたりなんだりで大変

無論、共産主義に国という概念は消えているんだけど

ただ、ネットを見てるとこういう意見もある

資本主義では、貧困になっても本人の働きしだいで、抜け出せる。

貧困層も『資本』をもつことができるから、金持ちになれる。が、社会主義では、貧困層は『資本』をもって、市場で稼ぐこともできず、永遠に貧困層のままである。

社会主義では、貧困層が固定化する。

https://blog.goo.ne.jp/tasuku44/e/03d272edfdd87a077cbe77ce04ffe87c

つまり社会主義は理想的だが、計画経済の失敗、適切なリーダー後継者不在など失敗に弱く、継続が難しい社会でもある

そして社会主義にはいわゆる”資本家階級”(ブルジョワジー)の破壊・制限という発想は根底にはあるのに結局格差を生み出している矛盾

ここのサイトの意見も面白かった

世の中で正しいことは何か?この基準を考えたときに、そこに統一的な価値を見出すことは

不可能です。なぜなら、ひとりひとりの経験や考え方、答えが異なるためです。

休暇を喜ぶ人や、忙しいことを喜ぶ人。勲章はすばらしいと考える人。勲章は苦痛であると考える人。

こういったまったく相反する事象にも、人はそれぞれ価値を見出したり、あるいは苦痛を感じたりするのです。

基準は変動する。よって、分配は自動的に、機械的に判断できない。

ですから、分配をするにあたってはケースバイケースで価値の重み付け、つまり"政治的な判断"が必要となります。

ではこの判断は誰がするの?というと、やはり「分配をする人」なのです。

「分配をする人」は体力の無いお年寄りは力が不要な仕事、若者は肉体を使う仕事。

こういう割り振りをする必要があります。ところが、肉体を使いたいお年よりや体の弱い若者も居るはず。

では別に判断の基準をつくろう・・・・ということを繰り返していきます。

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/7752552.html

これはわかる

こう言った社会で法律を決めるには

結局言葉の定義まで掘り下げることになる

そして判断する人への絶対的確信が必要

共産主義が成立するとしたら、

”判断する人が絶対神だった場合”じゃないのとなっちゃいます

なので共産主義は今の所あり得ないかなと思いました

AIが出てきたとしてもAIの判断基準を操作するのは人間だし

ニュータイプが出てこない限りあり得ない

言葉の定義というとやっぱり

ジョージオーウェルの1984

1945年ごろの上梓だからあれも似たような時代か

この作中に出てくる

ダブルシンクという概念を思い出した

1人の人間が矛盾した2つの信念を同時に持ち、その信念を同時に受け入れることができる。

そういう状態を作り出せるなら共産主義は無きにしも非ず

これは多数決と同様に人間が人為的に発明した奇想天外なロジックだろう

そうなったら”一切は解釈である”と言い切ったニーチェが権力者に信奉される時代になるかも

そんなことは置いといて

日本赤軍に欠けていたものは歴史をみること、実際をみることなのではないかと思う

ただ高学歴なだけではだめ

共産主義という夢をみて目覚めなかったのは

文学を通して物語からの脱出をする訓練ができていなかったからかもしれない

自分はこれまで日本赤軍のことはよく知らなかったし

ってことは歴史に興味のない同世代はほとんど記憶にないんじゃないかなと思います

歴史からみるに教科書においてあえて大きなトピックにならなかったという面もある

歴史は勝者が作っているから

つまり資本主義が悪いって話ではない

資本主義や民主主義はいいところもあるし悪いところもある

そういえば東浩紀って人が書いた一般意志2.0って本が民主主義の欠点について書いてあって面白かったのでおすすめです

社会主義は社会主義で問題点が多い

社会主義を批判している本で”テロルの現象学”という本がある

これは社会を良くしようと立ち上がった青年が

革命を行う党という絶対的真理を信奉する場所へ連れて行かれ

人々を解放するための思想のためにどんな残酷なこともやってのけるという

様子が描かれた倒錯した物語

この話が意味するのは

”我々人間の集団の中で絶対的な真理の思想を置いて解こうとすることが、却って自分たちの自由の扼殺を招く”ということ

企業でも言えることかもしれない

そんなソ連をはじめとした社会主義国の失敗によって

多様性の概念が育ち始めた

リオタールのポスト・モダンの条件において

"到来しつつある社会は...多くの異なった言語ゲームがあり、すなわち言語要素の異質性がある"

と言ったのはまさに多様性を認めた自由こそが現在だということ

何もかも真理はなく一概には言えない

この世に真理はないとするならば

私たちが出来ることは一人一人にある主観を合わせていく行為しかない

っていうのがカントから始まる近代哲学の態度だった

そうすることでその主観を普遍性として見出し、この世界はよいものだと信じることが出来る

そして自らの主観を探るというのは時に経験した過去を生きることでもある

オスカー・ワイルドが戯曲「ウィンダミア卿夫人の扇」の中で劇中人物に言わせた

「将来に向かって生きようとするものは、過去に向かっても生きなければならない」という台詞

がある

まさにその通りでこれもジョージオーウェルに言わせれば一種の”ダブルシンク”だろう

そしてその矛盾を受け入れて考えることこそが私たちが一生抱えていく命題と言える

そう、だからこれ見てるオタクのみんな

たまには外に出ろよっ!

 

 

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