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【映画感想】ループ物の元祖 恋はデジャ・ブを観ました

「恋はデジャ・ブ」あらすじ

予告編

1993年制作で結構古い映画ですが、映像は綺麗でした

Amazon primeで観ました prime会員でも有料じゃないみたいです

ジャンルはいわゆるタイムリープものです

シュタインズゲートとか、涼宮ハルヒの作家は観てそうです笑

あらすじをざっくり説明すると

かなり横柄な性格なTVリポーターの主人公がとある仕事で雪の田舎に祭りのリポートをするという日があり、プロデューサー、カメラクルー、TVリポーターで田舎に向かいます

そしてモグラが春の到来を告げる占いをするという謎の祭りのリポートをしていたんですが、そこでなぜかずっとタイムリープに陥ってしまいます

そして最初は悪い性格の主人公なので盗みや、犯罪、女性の情報を覚えては次の日口説き、ということを繰り返していましたが、最後には色々あって気が変わり、色々あってハッピーなエンディングという展開でした


感想

タイムリープものではありましたが、タイムリープが起きた原因は最後まで明らかにならないといういい意味で構成が自由な映画でした

同じタイムリープ物でも、シュタインズゲートだと科学的な根拠を求められますが、この映画は世界観の根拠や行動の伏線に縛られず、メッセージを伝えることを最優先したような映画でこういうのもありだと思います

毎日おなじ日が繰り返されるというのは、非現実的でありながら、まさしく自分たちの日常とも重なって親近感があります

繰り返される同じ日をどういう心持ちで過ごすか、というのはとても重要ですね

最初は自暴自棄で犯罪や、欲望に囚われつづけるのですが、その無意味さを経てだんだん心が変化していき、成熟した人間性の人になっていきます

どこで心が変化したのか明確に描かれておらず、そこも人によって考え方が違う部分で面白いと思います

個人的には、自暴自棄になっても満たされない、自分には嘘を付けないと諦める瞬間だと思いました

ただ、欲望はある程度経験しないと欲望に囚われていた自分には気付けないものなのかもしれません

絶望しないと希望は見出せないのかもしれないですね

ある意味絶望を感じる瞬間とは自分を変化させるチャンスだと思います

井の中の蛙、大海を知らず されど空の青さを知る

というようにたとえどん底の井戸の中に生きていても、大海を知らずとも、空の青さを知ることはできる

そこから生きる意味を見つけることができるというようなメッセージのコミカルで心温まる映画でした

因みに英語のタイトルはGroundhog Day

邦題は恋はデジャヴ、、、

なんというか、邦題ダサいですね笑